院長ブログBLOG

2020年09月09日(水)
高血圧専門医③

本日、二次性高血圧の一つ、原発性アルドステロン症の確定診断を行った患者さんの診察をさせて頂きました。患者さんより「高血圧の原因がはっきりして高血圧専門医に受診して良かったです」と大変喜んでおられました。

原発性アルドステロン症で降圧剤の内服薬治療となった場合は、エプレレノン(セララ®︎)が治療薬となり、本態性高血圧の治療薬、カルシウムブロッカーやARBのような降圧剤とは異なります。さらに、最近エサキセレノン(ミネブロ®︎)というエプレレノン(セララ®︎)と同じ系統のアルドステロン拮抗薬が発売されました。エプレレノン(セララ®︎)では禁忌だった「重度の肝機能障害」「中等度以上の腎機能障害」「微量アルブミン尿又は蛋白尿を伴う糖尿病患者」「イトラコナゾール、リトナビル及びネルフィナビルを投与中の患者」が、エサキセレノン(ミネブロ®︎)では慎重投与や併用注意になっています。私見及び名大医局の内分泌専門医の先生とも一致した意見で、効果の強さのメリットもあります。

高血圧専門医内分泌専門医に治療を任せてみませんか。当院は高血圧専門医かつ内分泌専門医の院長が診療します。日々進化する最新の治療法を勉強し、高血圧専門医内分泌専門医として最新の治療を提供することをお約束します。

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