睡眠時無呼吸症候群は寝ている間に一時的に呼吸が弱くなったり、止まったりすることで全身が酸素不足になることです。
この病気は、2型糖尿病患者さんで併発率が高く、血糖値や合併症にも影響を与えます。
睡眠時無呼吸症候群の大半は「閉塞性」というタイプで、主に肥満が原因となって引き起こされます。具体的には、太ることで喉の周りに皮下脂肪がつき、寝ている間に喉の筋肉が緩むことで空気の通り道が狭くなったり、ひどい場合には完全に塞がったりします。
治療としては主にシーパップ(CPAP)という治療が行われます。その他、太っている人では体重が減ると改善することが多く、栄養指導などを組み合わせて体重を減らしていくことも大切です。
報告によると2型糖尿病患者さんの4-8割は睡眠時無呼吸症候群を併せもつようです。そして、そのうち約半数は治療が必要といわれています。一般的な成人男性は2-3割、成人女性は1割程度と言いわれていますので、糖尿病患者さんが睡眠時無呼吸症候群を併せもつ可能性は極めて高いといえます。
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