院長ブログBLOG

2021年09月05日(日)
糖尿病専門医に治療を任せてみませんか〜シックデイ〜

糖尿病の患者さんが感染症などの病気にかかり、発熱、嘔吐、下痢、食欲不振になり、血糖値が乱れやすくなった状態を「シックデイ」と呼びます。シックデイでは、病気のストレスでインスリンの効きが悪くなって高血糖となったり、その反対に食事ができず、食べる量が少ないにも関わらず、いつも通り薬を飲んだり、注射することで低血糖がおきることがあります。
 2型糖尿病では、一般的には、シックデイで、食事量が半分以下であれば投薬を減量し、なかでも発熱、下痢などの脱水の恐れのある場合はメトホルミンやSGLT2阻害薬は休薬します。1型糖尿病では食事が取れなくてもインスリン注射を完全に中断してはいけません。
 シックデイでは個別の対応が必要ですので、まずかかりつけの先生に、シックデイにはどのように対応すべきかの指示を受けてください。(一般社団法人 日本糖尿病学会、公益社団法人 日本糖尿病協会 「学会からのお知らせ」より抜粋)

シックデイで最も怖いのは、脱水症と低血糖です。
シックデイには、食欲がない時でも、水分を補給して、脱水を防ぎ、消化の良いものを摂取しましょう。
 
次のようなひどく体調が悪いときは、医療機関に早めに相談・受診しましょう。

  • 24時間以上にわたって、食事や水分が取れないとき
  • 高熱、下痢、嘔吐、意識障害などの重篤な症状が続くとき
  • 高血糖(250mg/dl以上)、低血糖(70mg/dl)が続くとき

糖尿病専門医に治療を任せてみませんか。日々進化する最新の治療法を勉強し、糖尿病専門医として最新の治療を提供することをお約束します。

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