看護師 掛本です。今回は「糖尿病性神経障害」のお話です。🤔
糖尿病の合併症の1つである神経障害ですが、お聞きになった方もいらっしゃれば初めて耳にする方も多いかと思います。
では神経障害はどんな症状が出現するのでしょうか?🧐
神経障害とは
神経障害は、腎症、網膜症と並び、高血糖状態が続くことにより起こる糖尿病の三大合併症のひとつです。神経障害の症状は、手足のしびれや痛み、感覚の鈍麻、下痢や便秘を繰り返す、立ちくらみ、味覚が鈍くなる、発汗異常、尿が勢いよくでない、勃起障害など、実にさまざまな形で全身にあらわれます。
また、腎症や網膜症が自覚症状のないまま5年、10年と経過し病状がかなり悪化してから気付くことが多いのに比べて、神経障害は手足のしびれなどの自覚症状がごく初期の段階からあらわれてきます。
1番多い症状が、多方面にあらわれる多発性神経障害といわれるものです。手足の末端、ちょうど靴下や手袋で覆われる部分の痛みやしびれ、足の裏に薄紙が貼りついたように感じる感覚の鈍麻から始まります。それが段々と、足先から膝へ、手先から肘へと、からだの中心に向かって広がっていきます。
また、自立神経障害が起きると、身体の機能を維持するために必要な様々な活動の調節ができなくなっていきます。
例えば下痢や便秘、不整脈、発汗異常、起立性低血圧(立ちくらみ)などです。
こういった症状が気になるといった方は、是非来院時にご相談下さい😃